【コラム】210625 食生活は変わらないのに、体重が増える、運動してもやせない
2021/06/25
食生活は変わらないのに、体重が増える、運動してもやせない
肥満の原因は、食べすぎや運動不足ですが、食事内容は変わっていないし、運動もしているとしたら、答えはからだの中にあります。若いときに比べて、脂肪を燃やす力など、代謝機能が衰えてしまうからなんです。それには、ホルモンバランスが関係しています。
性ホルモン・DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)・甲状腺ホルモン・成長ホルモンなど、代謝機能を高める作用のあるホルモンの多くが加齢とともに少なくなってくるため、脂肪がつきやすく、太りやすくなるのです。
食生活を含む生活習慣の改善だけでは限界がありますので、アンチエイジング医学では、ホルモンバランスをチェックして、年齢から見て崩れているホルモンバランスを整えていくことになります。ときには不足しているホルモンを適切に補充していくこともあります。
なお、DHEAや成長ホルモンは、運動、質の高い睡眠、ストレスのない生活で分泌が促されます。
まとめると、代謝を高めるため、運動、質の高い睡眠、ストレスのない生活を心がけましょう!
監修 三番町ごきげんクリニック 院長 澤登雅一
【プラミネ通信】
年を重ねるごとに基礎代謝が落ちていくとよく聞きますが、この基礎代謝を高めることにより、1日の食事の量が一緒でも体重が増えず、少しずつ減少してくるわけですね。基礎代謝を高めるには、やはり運動をして筋肉の量を増やすことが必要です。毎日、少しの努力を重ねて、太りにくい体質に変えていきましょう。